彼女に子供ができなかったらきっと私は捨てられ、彼女はすぐに別の男のもとに走っていったと思うからです。
まもなくして三年がケニア氏次女が生まれ、いよいよ夫婦も安泰かと安心しきっていました。
だが二人目の子供ができたぐらいから、妻が私の夜の営みの誘いをかたくなに断るようになっていったのです。
私は非常に西予気が強く、妻と毎晩セックスするのが日課であり楽しみでもったので、誘いを断られたときは本当にショックで胸が張り裂けそうな思いでした。
妻は私以上に性欲が強いので私がさいごまでいって満足していても、毎晩二度三度とせがんでくるのが常だったんです。
アブノーマルなプレイをしたり、セックスライフは充実していたはずなのに、断られたことで妻がほかの男と浮気しているのではないかと疑うようになっていきました。
ついには寝室を別にしてほしいといってきたり、PTAの役員会合と称して夜遅く帰る日が一週間で二度、三度続くようになったのです。
いよいよ不倫しているのではないかと疑心暗鬼になりつつも、現実を受け入れるのが怖くなってしまって妻には何も問いただすことができませんでした。
そうこうして言ううちに一念が経過し、次第に妻は一晩帰えらず朝帰りするようになり、とうとう私も堪忍袋の緒が切れたんです。
それでも彼女を失いたくない思いから、埼玉の探偵社を使って妻の不倫の事実を突き止めようと考えました。